今回は、「永田町グリッド」での2回目の開催でした。
参加者はありがたいことに満席の10名で、半数の方は前回来てくださった方々でした。
「前回楽しかったのでまた来ました」と言ってくださる方が多く、とても嬉しかったです。
また、今回はITに関わるお仕事をされている方の割合が多く、「そのような人たちが手を動 かすというのは珍しいですよね」と言ってくださった方がいました。普段、鉛筆を持たないからこそできる体験や、再発見できたこともあったのではないでしょうか。
4コマの魅力を再認識する
今回のイベントを通じて、「4コマ」ってすごいな!と主催していながら再認識するような時間となりました。
伝える道具としての4コマ!
ストーリーを作る上での最低限のコマ数。それが4コマなのでしょう。
最低限の要素だからこそ簡潔にスピーディーに伝えたいことを相手に理解してもらえるという利点があります。
さらに不思議と起承転結をそれほど意識せず、まずは埋めようという気持ちで作っただけでも一つのストーリーが出来上がる魅力を兼ね揃えているように思えます。提案の場や教育ツールとして今からでも普及する可能性があるのではないでしょうか。
実際に、ビジネスシーンで企画書を作成する際にも、パワーポイントの使用を禁止し、テキストのみで起承転結を伝えるようにというルールのある企業もあると耳にしたことがあり、4コマが応用されているのかもしれません。
4コマという制限が表現力を鍛える!
「白紙に絵を書いてください。」と言われると何を書いていいか困ってしまいますが、4コマを埋めてくださいと言われると不思議と書ける気がします。
4コマワークショップを始める際に、4コマを描けないという人が出てくるのではないか?という不安がありましたが、幸いにもこれまで4コマを描けなかった人がいないこともこの仮説を証明しているかもしれません。
不思議と人というものは枠があれば埋められるという性質なのか能力なのかを持っているのかも知れませんね。
そして、4コマの枠という制限があるからこそ、その枠内でどのように表現しようかと想像力が掻き立てられるのではないでしょうか。
実際に今回も、一コマに一つの絵だけで表現する方もいれば、文章を多く使う方もいて、
10代、20代、30代のように年齢毎の思い出シーンを4コマに収める表現など十人十色の表現がとても勉強になりました。
毎回異なる体験が得られる!
他の人の発表を聞きながら行間を想像し、それによって聞き手も想像を膨らませる体験ができることも4コマワークショップの特徴です。
初めて会う方が多い中、その場で創られたオチを通して笑い合い、時には感動するような体験ができる4コマは素晴らしいものですし、そのような時間を過ごすことはとても大切なことだと思っています。
そして、なによりも毎回得られる体験が異なること。これは受動的な体験が中心となっているテーマパークにはない4コマワークショップが持つ魅力ではないでしょうか。
第13回 参加者の皆様からのメッセージ
参加者のみなさんからの感想を一部、抜粋してご紹介します。
初めて参加しました。絵心ないので、少し不安に思いながら参加しましたが、4コマを短い時間で仕上げること、自分が伝えたいことを一生懸命に描くことは、とても楽しくて刺激的な経験でした。
面白かったです。人のやり方が全然違うのが特に。ネットワークとかSNSとか(ボケて)みたいにやると面白いのかもと。
今日も楽しく4コマを描けて嬉しかったです!!皆さんの作品をじっくり見られる時間もあれば嬉しいなと思いました。
三田さん、今回も楽しく参加いたしました!ありがとうございました。 初めて4コマ漫画を描いた時は、様子がわからずあっという間に時間が経ってしまいました。そして、2度目の参加となった今回は、お題に対し私の伝えたい事をどう表しオチをつけるか?を限られた時間内に、時間配分を考えながら進めることができました。 何事も、一度体験するか否かって大事だなと思いました。そして、自分の中にたくさんのエピソードがあると、改めて気づけたのもよかったです。 参加したみなさま方の話もそれぞれの個性が出ていて楽しかったです。ありがとうございました!
今回もとても楽しかったです! 私は、『何も思い浮かばない(汗)』と思うお題が毎回1つはありますが、なぜか思い浮かんできて、まさに”パッとひらめく”を体験できています。 今回も集中して描いて、たくさん笑って充実した時間を過ごすことができました。 また参加させて頂きます。 ありがとうございました。
前回、初参加だった方が、前回は「なるようになる」と思って参加したが、今回はどう表現するか、面白いオチをつけられるか、前回よりも上手く発表できるか、など2回目の参加だからこそ自分に対するハードルを上げて取り組んでいらっしゃり、同じ方でもその回によって変化や成長を感じられていることが印象的でした。
日常って素晴らしい
何気ない日常にこそ本当は面白さに満ち溢れているんじゃないかと思います。
(ふと、見たい映画リストに登録したままの「素晴らしき哉、人生!」を思い出しました。きっと今の気持ちを表している映画なのでしょう。見てないけど。。。)
例えば今回、国を表すイラストが描かれたマグネットを集めているという方がいらっしゃいました。そのマグネットを冷蔵庫に貼られているそうで、それを見る度にその国に行ったことを思い出すので、“マグネットが「どこでもドア」のようです“と表現されていました。
自分にとっては普段の何気ないことであっても、他の人には面白いと感じたり、気づきになったりします。
これからもぜひ、このようなみなさんのお話を聞いていきたいと思いました。
次回は、5/16 (水) 19:00-22:00 に開催予定です。
詳細、お申込みは下記URLをご覧ください。みなさまのご参加、お待ちしています!
https://peatix.com/event/373293/view