感性を磨ける貴重な時間|参加者インタビュー

4コマワークショップに、何度も参加している北島さん。
北島さんは、音楽教室の経営から音楽の先生向けのサービスを提供する会社を経営しています。

経営者でもある北島さんがなぜ4コマワークショップに”ハマって”しまったのか?その理由についてお聞きしました。

-4コマワークショップの感想を、4コマで書いてもらっても良いですか??

感想を4コマで書くのは新鮮ですね。

4コマワーク

-4コマとは?まさにそのものズバリなタイトルですね。では、4コマで説明をお願いします。

(主催者の)三田さんもご存知だと思いますけど、私は絵が下手です。ただ4コマは絵が下手でもOKな場所です。(1コマ目)

だけど想いを伝えられる。例えば、これ犬です。私は、犬が大好きなんです。(2コマ目)

自分の思ったことを自由に楽しく伝えられて、それで参加者の気持ちも感じられるところ。それが4コマ。時々、伝えたいことが溢れて4コマに収まらないことがあるほど。私は、絵での表現が得意ではない分、言葉で表現したくなる。そんなとき一コマ足りなくなる。(3、4コマ目)

-4コマというとどうしても一人で漫画を書くイメージがあると思うんですね。そのような中、「参加者の気持ちを感じられる」というところを取り上げてもらっているのは興味深い感想です。

「人の考えを学ぶ」機会ってあまりないじゃないですか?教えられて学ぶものではないことですし。

例えば、セミナーでも途中でシェアワークというのか考えを周りの人たちとシェアする時間を取る講師の方がいますけど、あれともぜんぜん違うんですね。まずあちらは頭に入ってこないんです。

一方、4コマを通すと考えも内容も頭に入ってきます。今、書いた感想のように4コマ書いてシェアしたほう面白い時間になりますよ。

-なるほど。そうなんですね。

あと2年近く前になりますが、「伝えるから、伝わる」ために4コマを使いましょうと三田さんが話していたと思うんですけど、まさに「伝わる」ということを4コマワークを通して実感しています。

4コマワークショップの場だと、人の考えていることがダイレクトに伝わってくる。だから逆も真なりで伝わっていると思っている。その人なりに考えた4コマになっていれば、絵のうまい、下手は関係なく伝わるんですよね。

-実際、2コマ目には丁寧に犬です。って文字で書いたり、工夫も含めて伝わって来ますからね。

4コマ 描く

-ちなみにどういったきっかけで参加頂いたのでしょうか??また何度も参加して頂けている理由について教えていただけますでしょうか?

1つは、「感性を磨く」ためです。
当たり前というか音楽は感性が重要です。またそういった感性が強い方と一緒に仕事をしています。そうなると感覚的にどういう事を考えているか分かる必要があるんですね。

それと、私は説明が長い癖があるんですけど、そういった人たちにどうやれば伝わる話ができるのか?もっと欲を言えば自分の商品開発や商品PRに活かしていこうと思って参加しました。最初に参加したときは、タイトルが4コマプレゼン会でしたしね。

-そうですね。当時は、プレゼン色を出した内容にしていましたね。

実のところ、話の仕方がうまくなったなと思っているんですよ。
特に話の組み立て方が上手くなった。

-ほんとですか!?それは嬉しいです。実は私も会を重ねるごとに成長を感じていまして。オチを考える、何を言いたいか?が癖づいたのかなと思っています。仕事でも家庭でも結局、あなたは何が言いたいの?と思うことも、言われることもあると思うんですけど、それが減りましたからね。

そうですね。それと客観的に指導ができることにもつながっています。感性が強い人たちが多いので、感覚でのやり取りが多くて、オチがはっきりしないとやり取りや書類をもらうことは少なくないんです。それらに対して、感性で理解しつつも、客観的な指摘ができるようになったのは4コマのおかげもあると思います。

それと4コマワークショップがすごいなって思っているのは、プレゼンがうまくなることを目的としてないけど、結果的に上手くなっているというところにあると思うんですね。
楽しさが先にあって、結果的に得ることがたくさんあることがすごいなって。

プレゼンの話ばかりになりますが、話すのがうまくなるためには「テクニック」と「気持ち」の2つが大事で、セミナーや書籍などではテクニックを教えてくれるとは思うんです。ただテクニックがあっても最初に話したとおり、「人には伝わらない」んです・

それを4コマワークショップは、伝えたいという気持ち、伝わってくる気持ちが先に生まれて、そこから4コマに凝縮されたテクニックを学ぶことができる。しかも、なにより楽しい時間で、フロー状態だから身につくんですよね。
本で学べないことが身につく場所。だから私も何度も参加しているのだと話しながら思いました。

-多くの人に体験してもらって、北島さんのように楽しんでもらいたいですね。ちなみに4コマワークショップに参加しようか迷っている方がいたらなんて声をかけてくれますか?

楽しいよ~!の一言ですかね(笑)それだけじゃ流石に怪しいか。

きっと4コマという言葉を見たり、聞いた時に、人それぞれ面白みを感じるポイントはあると思うんですね。私は、仕事柄、人の感性を感じたい、つまり人の意見を聞けることに面白みや価値を感じて参加しています。人の心を見たい、感じたいんでしょうね。

「絵を描くのが楽しそう」「鉛筆で何かを書くのがなんか新鮮」「表現したいことを4コマにまとめたら楽しそう」「新しいことをやりたい」「伝えることをうまくなりたい」など興味を持つ動機は様々でも、少しでも気になるポイントがあるのであれば参加してみたらどう?と背中を押すことくらいでしょうかね。

-ありがとうございます。経営者という立場もあると思いますが、本音を聞ける場というが大切なんでしょうね。

そうですね。時々、孤独を感じることもありますからね。

-私は、4コマを書き上げることでの満足感。オリジナルの作品を創れていることに喜びを感じているんですよね。何かを新しいことを創り出す人たちをリスペクトしているのもあるかもしれないですけど

-今まで以上に4コマワークショップという場に対して自信を持つ機会になりました。貴重なお話ありがとうございました。

聞き手:4コマワークショップ主催者 三田
インタビュー日:2019年3月