最近、写真をプリントしたことありますか?
多くの人がしてない、またはプリントしたことすらないと答える人もいるのではないでしょうか。
つまりスマホやデジカメで撮る機会は増えてはいても、撮った写真を確認したり、誰かに送るのもスマホで、時々パソコンなどのモニターで見ることがあるという状況かと思います。実際に主催している撮影会「撮ルンです」に参加者に聞いても同じような回答をいただきます。
そんなこともあり「プリントをするという行為」が珍しく、参加者にとって貴重な体験になっています。
プリントがなぜいいのか?
真剣に撮った写真をプリントする際はドキドキします。
ましてや撮ルンですで使用しているInstaxSQ10のプリント時の演出と、1枚あたり100円かかるというデジタルで確認する上ではかからないコストがそれを後押しします。
それゆえにプリント後は、真剣に自分の作品と自然と向き合うことになります。
そのときに一番多い参加者の声は、画面で見たものと印象が異なるということ。
だからでしょうか。
・自分としてはもうすこしこんなイメージにしたつもりだったのだけど
・ここはもう少し明るい感じで見てもらいたかった
など自らが想像したイメージをプリントした写真を使って必死に伝えようとしていました。
その後は、「次はこのように撮ろう!」とか「露出を調整したら希望通りになりそう!」という声も聞こえてきて、参加者から創作心を感じることができました。
つまり、これまで写真を見る側だった人たちが、プリント後にはプレイヤー側になっていたのです。
写真をプリントすることはやろうと思ってお金を払えば簡単にできます。しかし、デジタル化が進んでいく中で、触れる・嗅げるようなモノとしてアウトプットする機会が減っていく中では、身近で貴重な創作活動となるのです。
厳選した一枚
ここからは第二回の撮ルンです参加者の一枚をご紹介させていただきます。
参加者は、失礼承知で言えばみなさん素人ですし、普段は全く写真を撮らないという方もいました。ましてやinstaxSQ10というカメラを使うのは初めてです。
それでも「ストレスを忘れることができる素敵な時間」というテーマで撮った中で、各自が厳選した写真はどこかグッとくるものがあります。
Hさん
Mさん
Mさん
Mさん
Yさん
Mさん
グッとくる何かを作れること。
それこそ人間にしかできない気持ち込めるという素晴らしさがあるのではないでしょうか。これは最近耳にする事が多い、AIやロボットという言葉を怖れている人にお伝えしたいことでもあります。
そういえば「私はセンスがないので。。。」と自己紹介していた方が、気付けば自信をもって自分の写真(作品)を語っていた姿は、とても微笑ましかったです。
何事も一歩を踏み出すことが大事ですね。