「読書しない読書会」開催レポート第50回目

読書会 50回目

50回目の読書しない読書会は、本選びには東京・八重洲ブックセンター本店さんをお借りして開催しました。

今回は、区切りの良い50回目、また2020年最初の会ということで初参加の方に用意しているノベルティをパワーアップしました。

じゃん!

読書会 ノベルティ

キャンパス生地のトートバックです。

生地は12ozとしっかりしてまして、たとえ「読書しない読書会」で4,5冊を買っても心配ありません。丈夫です。ロゴデザインはトートバッグ用に作成し、普段使いもできるよう、可愛さと知的さのある雰囲気を出せればと考えました。

初参加者限定のノベルティですが、今後、誰でも購入できるようにしていく予定です。乞うご期待を!

選ぶ理由にたくさんの気づきがある

さて、50回目の読書しない読書会ですが、以下のように「本を選んだ理由を考えること」に参加者それぞれ気づきがあったと感想をいただきました。

”何となく本を選んだつもりでも、何となくの理由を考えると、自分でも気づいていなかった心の奥の考えであることに毎回気づかされます。”

”「なぜそれを選んだか」という事が、より色濃くその人の内面を映し出すような気がして興味深くお話を聴かせて頂きました。”

”今回、話のなかで気づいたのは「気になって手に取った(けど買わなかった)本」と「買って読んでみようと思った本」と選書のなかでも少し違うのだなと思いました。”

まさに本と本屋が持つ価値であり、役割ではないでしょうか。他には

”何度か参加させてもらっていますが、参加者も違えば選ばれた書籍もそれぞれ違うものなのに、毎度ためになる有意義な休日の時間となるので好きです。”

とおっしゃっていただきましたが、まさに主催している私が感じていることです。みなさんのおかげで、この会があります。

次回は、2020年2月16日(日)に開催します。おかげさまで定員10名は事前に埋まってしまうことが多いのですが、読書しない読書会は、毎月開催しています。開催情報はtwitterでも告知しているので、興味のある方はSNSフォローなどいただけると嬉しいです。

Twitterはこちら

以下では、参加者から頂いた感想にコメントを添えてお伝えさせていただきます。

参加者からの感想と主催者からのコメント

何となく本を選んだつもりでも、何となくの理由を考えると、自分でも気づいていなかった心の奥の考えであることに毎回気づかされます。
そして、その考えをみんなでシェアすることでその気づきがさらに広がることに、とても楽しさと嬉しさを感じます。
これらの感情を味わいに、また参加したいと思います。ありがとうございました!

→気づきの連鎖は、いろんな世界が開けていくようで楽しいですよね!是非、また味わいに来てください!

素晴らしいです。
いかに気づきを作るか。気づける人間を作るか。
というのは僕自身が常に課題にしている問題で、一つは興味をうまく作るか。違いを認識できるか。ということと思っています。
そんな課題に 今まで読んでいなかった分野や本に飛び込ませること。そこから読む本を選択させるというのは、とても有効と思いました。

今日の話の中では、コミニュティの作り方。濃さというところが一つの課題かなぁ。と。
ただ、コンビニでも良くて、昔通りでもなくて良くて、ただ共有する時間があり、お互いが幸せであること。一方で境界を作る、仲間意識という反対側には、村意識、縄張り意識、ナショナリズムがあるのが難しい。
僕は複雑なのと、プラウディなのが嫌いなので、哲学は不得意ですが、みなさん、そういうのに興味ありそうなので、そういう特集。
自分にフォーカスした話があってもいいんじゃないかな。とも感じました。 ではでは。

→「コミュニティの作り方」という本を選んだ方によって盛り上がったお話。確かにこのテーマだけでももっと皆さんでお話ができたと私も思いました。頂いた意見をもとに改めて特集の場を設けてみようかなと。貴重なご意見ありがとうございました。

「本を選ぶ」という事にフォーカスした読書会は珍しく面白いと思い、参加させて頂きました。
初対面の方ばかりなのに不思議とリラックスした時間を過ごす事ができました。
「なぜそれを選んだか」という事が、より色濃くその人の内面を映し出すような気がして興味深くお話を聴かせて頂きました。
ひととき自分と向き合う事で気付きもありますね。 また参加させていただきます。 ありがとうございました。

→「読書しない読書会」を始めたきっかけとも通じているのですが、経験上、ひとときの自分との向き合いが、思いがけないきっかけとなることがあります。それこそ、世界線を変えるような瞬間です。

毎回がそのようになることはありませんが、時々でも参加していただき、向き合う時間を取ってもらえたら嬉しいです。そのときもリラックスした時間を過ごせるような会にしますね。

初参加です。
テーマのある読書会と違い、自分が選んだ本についての『きっかけ』をシェアするという斬新な会だなぁと感じ、好奇心で参加しようと決意しました。
現在、二足のわらじで仕事をしているため読書する時間があまりなく、それでも新しい世界に触れる『きっかけ』がほしいと思っていました。
そして本屋さんでの、新しい本に出会えるワクワクも、長らく味わえてなかったような気がします。
今回参加して、贅沢にもその2つが体験できるとは……驚きでした。 さらに他の参加者さんの出会いを聞いたり、色々な話題に繋がったり、とにかく楽しかったです。
久しぶりに本の香りに包まれ、穏やかで充実した時間を過ごせました。 企画者様、参加した皆様に感謝です。ありがとうございました。

→最近では個性的な本屋さんが増えていますので、是非、定期的に本屋に足を運ぶきっかけを作ってもらいたいです。私は本屋好きなので世界中、本屋を見かければ入っていますが、その土地のことについて深く知るきっかけになったり、本屋をつないでいくだけでも新しい世界に触れることができています。

もちろん贅沢な体験をしたい際は、また「読書しない読書会」に遊びに来てください!

普段行かない種類の本を敢えて見てると、元々あった自分の興味を再発見したり、違った角度から見ることにつながるので、とても楽しかったです。
また、個人の持つストーリーを、本という具体的なものを媒介させるととても話しやすくなり、聴く方も理解しやすいという効果があるんだなと気づきました。

→本を媒介すると誰もが名ストーリーテラーになるから不思議ですよね。それと時間が経ったり、その時々の自身の体調によっても選ぶ本が変わっていくものです。今回とは違った角度で見る体験をしに、また参加してもらえたら嬉しいです。

・何度か参加させてもらっていますが、参加者も違えば選ばれた書籍もそれぞれ違うものなのに、毎度ためになる有意義な休日の時間となるので好きです。
・読書感想は聞く機会がありますが、人の購入動機まで聞く機会はなかなかないです。また今回、話のなかで気づいたのは「気になって手に取った(けど買わなかった)本」と「買って読んでみようと思った本」と選書のなかでも少し違うのだなと思いました。
・ここ2-3年で数度、参加させてもらっていますが、今回は『Kindle でなら買ってもいいけど、書籍だと本棚に置くことを考えて・・』と自分の購買基準の変化もあったと感じました。

→同じように興味を持ったにもかかわらず、お金を出して買う本とそうでないほんの違いは何なんでしょうね?とても大事な問いではないでしょうか。どれだけ気になる本があっても一冊のみしか購入はNG。そんな企画もありかもしれませんね。