タレント写真集を通して「紙の本であること」の価値を考える

13threport
第13回レポートを兼ねて。
各々の気付きが混ざりあうことで新たな気付きを生むことがある。

今回はブックファースト新宿さんのDゾーン (文庫/新書/文芸/児童書/生活実用/趣味実用)へ。
比較的ジャンルが豊富なコーナーがある中、タレント写真集のコーナーで足が止まる。
表紙のインパクトもあったのだろうが、20分以上も足を止めて考えていた。こんなこと普段はまずないし、周りから見たら通報レベルで怪しいに違いない。ましてや中身が見れない本の前でのことである。
と振り返るが、普段できないことがこの読書しない読書会だとできるのも不思議。

タレント写真集コーナーでの気付きは、多くの本が「あのタレントが遂に!」という希少性を打ち出していたこと。タレントの魅力で売るのだから当然といえば当然か。しかし、どれも希少ですと書かれたものがたくさん並ぶ光景のほうが希少だと思ったのは僕だけだろうか。
ただ、その中でもキラリと目にとまったのはストーリーを打ち出した「とある写真集」。
3泊4日の旅を表現した写真集ということで、ここ2,3年「写真を撮る」ことにハマっている身として参考にしたい点もありそうだと気になって購入した。

1つの本をみんなで読む・見るという体験

そんなタレント写真集コーナーを見ながら感じたことを参加者の皆さんにランチ食べながらシェアしていたら「気づきや感じたことより早く写真集を見せろ!」「一体誰の写真集なんだ!」という無言のプレッシャーを感じる。

そんな中。ジャーン!と出したら、おぉーという声とともにみんなでめくりながら、なるほど~とか言いながら写真集を楽しんだ。

気付けばその場に置かれた一つの書籍に対してみんなの意識が集中している場が生まれているではないか。

これはWEBというメディアにはない新鮮な楽しみ方だと思った。
その場にはタブレットはあったけど、WEBや電子書籍で全く同じ写真集があってもみんなで見ることはないだろうなと。

考えてみれば時代背景は違えど、絵本をみんなで聞くという時もあったし、一つの本や雑誌をみんなでワクワクしながらめくって見ていた子供の頃を思い出した。

抽象的にいってしまえば、紙の本という形をとることでその場にいる人たちが楽しめる仕掛けができるということではないか?さらに写真集を見る角度による違いも面白いよねという意見もあり、これも紙の本ならではの価値かもしれない。

正直、毎回こういう気付き・体験があるから楽しくて仕方ない。そして誰よりも主催者が楽しんでる。

最後に:第13回の参加者からのご意見・ご感想

カフェでの近況話がきっかけでお寺⇒般若心経の本を手にとるに至りました。 ちょっとしたきっかけから、そういえば! と気づいて、なすがままに本屋の中を歩く感じがいつも新鮮です。 今回もありがとうございました!(20代 男性)

今回も素晴らしい企画有難うございます。 毎回ながら、参加者それぞれの視点に学所が多く、よい刺激になります。 シェアする時間では、なぜ自分がこの本を選んだのか? 振り返って見ることができて、自分自身の新たな発見にもなりました。 素敵な時間を有難うございました。(20代 男性)

主催者・参加者の皆さんとても優しく面白いので、休日のリラックスも兼ねて、毎回とても楽しく参加させていただいています。 本を選ぶ時、「何となく」ではなく、「なぜこの本を選んだのか・何が面白そうなのか」をしっかり考えて選ぶと、帰ってから本を実際に読んだときの内容がいつもより頭に残りやすくなるように感じています。日常の本選びする際にも、以前よりはしっかり考えて買うようになりました。 また他の参加者の方に説明するために諸々整理するので、より考えを深めて整理・説明する力の練習にもなる気がします。(50代 男性)