「Awareness(気づき)」の大切さを知る読書会

読書しない読書会
4月21日(日)に31回目となる「読書しない読書会」を開催しました!最近は10名の定員に達することも多くなり、今回は8名の方にご参加いただきました。本を選び、語ることの楽しさに気づいてくれる人がたくさんいることに喜びを感じています。

今後もこの会を通じて、想ったことを形にしながら感想を伝えていければと考えています。

初回参加者特典を用意

今回から初めて参加してくれた方向けに3つの特典を用意しました。

「読書カード」「しおり」「トートバッグ」とすべて読書しない読書会オリジナルグッズです。

あったらいいなと、私自身が思っていたものを形にしたものでもあります。どんな用途でも構わないので使ってもらえたらうれしいです。

今後はブックカバーやクリアファイルなど新しい特典も用意したいと考えています。

大阪開催を決意

今回の読書会では、古くからの知り合い2名が参加してくれました。

1年半ぶりの再会となったAさん、そして前職の後輩・Tさんです。なんでもTさんは仕事の関係で、大阪への引っ越しとのこと。
さらに大阪で開催する際は参加します!と言っていただき、これは「読書しない読書会」の大阪開催をするタイミングが来たと勝手に思い、年内に開催することを決意しました。

そもそも東京で開催している「読書しない読書会」には、単身赴任で東京に来ている大阪出身の方が参加いただいているなど、兼ねてより大阪開催希望の声を頂いていました。

開催は、夏から秋あたりになりそうですが、それまでに多くの方に来てもらえるよう開催に向けて準備を進めているので、大阪近郊の方は期待頂きたいです。

「Awareness(気づき)」の大切さに気付く

「読書しない読書会」で、参加者の皆さんと話しをシェアする中で、「気づくこと」の大切さを改めて認識しました。

ここでいう「気づき」とは、英語でいうところの「Awareness(状態の気づき)」であり、「Notice(動作の気づき)」とは異なるものです。

さまざまな本に出会い、また参加者の方と意見交換をする中で、自分とは異なる物の見方に気づき、物事の本質に触れることができるのではと考えています。理屈だけではなく、感覚によって物事の本質を掴む「直観」とは、こういう感覚をいうのではないのでしょうか。

30回を突破した「読書しない読書会」ですが、参加者の皆様あっての経験を積み重ねて今に至っているわけなので、自分だけで作っているものではなく、参加者の皆さんと作り上げてきたことを強く実感しています。
毎回、とても素晴らしい時間を一緒に作ってくれることに心から感謝を申し上げます。

そして、今回いただいた感想の中にも、「感性で気づく」ことの大切さに気付けたという声を頂き、もっともっと続けていこうという気持ちになりました。

今回は参加させていただきありがとうございました。普段あまり行かない分野のコーナーに決まり、前半の時間で全体をざっと眺めて後半で本を選んで…などと考えて向かったのですが、興味深い本がたくさんあり時間が足りないくらいでした。書籍は書店で見つけた後Amazonなどで買うこともあるのですが、そこで見たレビューが低いとお金の無駄になるかも…と購入をやめてしまうことがありました。 でも、自分の感性で手に取ったものこそ、今の自分に必要なものだという感覚を大切にしたいと感じることができました。 シェアの時間も楽しかったです!

私が選んだ3冊をご紹介!

今回、私が選んだ書籍は3冊。それぞれの理由をご紹介します。

「この花の名前、なんだっけ?」というときに役立つ本


私は写真撮影が好きで、道できれいな花を見かけたときにシャッターを押すことがよくあります。しかし、見かけたときには「きれいだな」と思っても、花の名前を知らずに、この花の名前は何でいうのだろう?と疑問に思ったままにしてしまっていました。

そんなときにその疑問のまんまのタイトルが目に入ってきました。

そもそも花がわからないままにしている理由は、調べ方にもあります。
画像検索もどこかめんどくさいですし、わからないものを検索するのも難しいもの。
かといって百科事典や植物図鑑を持っているわけでもなければ、持っていても調べ方で困る気もしていました。

この本は、季節ごとに分けられた本なのですが、意外とパラパラ見るとこの季節の分け方というのは調べやすく、頭にも入ってきやすいなという気づきもあり、購入を決意しました。

花を「知る」ということをきっかけに、何気ない散歩や散策がさらに楽しくなるのではと考えています。

現代思想 2017年9月臨時増刊号 総特集@かこさとし


こちらの本は、児童向けのコーナーで見つけました。

Awareness(気づき)を大切にしたイベントを企画しているつもりですが、そもそも子供の頃というのはそんな気付きにあふれた毎日だったのではないかなと思っています。
またそういった子供に向けた絵本というのは、想像の余地があり、そんな視点もあるの?と大人が読んでも新鮮なものが多くあり、イベントを企画する上でもとても刺激を受けます。

そんな絵本を書き続けてきたかこ さとしさんは「だるまちゃん」などを手掛けた絵本作家です。そのような方が教育についてインタビューを受けており、どのような考え方や物の捉え方をされているのか知りたくて購入しました。
インタビュアーの國分功一郎さんの本からも過去にとても学びをいただいたので、このコラボは魅力的だったものもあります。

日帰り名山100


私は兄と一緒に、年に数回ではありますが国内各地で登山をしています。その際、その場のノリで決めることがほとんどでしたが、ガイドブックがあれば、さらにいろいろな場所を見つけられ、登山をより一層楽しめるのではと考えていたところ、この本に目が留まりました。

登山の本といえば「日本100名山」が有名ですが、どうしても難度高めで、気軽に登山を楽しむにはハードルが高いと感じていました。この本は日帰りということもあり、気軽さもあり、また移動が多く、しかも好きな私は全国の山に行きたいと思っているので、この本はまさに求めている内容でした。実際、都内の本屋ということもあるのか、ほかの本は関東近郊を特集したものがばかりが並んでいました。

次回の読書しない読書会は、5月20日(日)にジュンク堂書店 池袋本店で開催します。たくさんのご参加、お待ちしています!